特殊な形式のライブ配信について

ショートディレイ配信と言えば、大変な盛り上がりを見せてくれました、
バレーボールのネイションズリーグ。
男女ともに片時も目を離せないエキサイティングな展開で楽しませてくれましたが、
私はUーNEXTで見逃し配信(ディレイ配信)で観戦させていただきました。
リアルタイム(ライブ配信)と違って、30分とか1時間ほど遅れて
自分が好きな時間で視聴し始めるので、
セット間の休憩とか、テンポアップしたい所は飛ばしたり出来ます。
時間のない方にはとても便利な機能ですし、
逆にもう一度見直したい時なども簡単に戻れたりするので、至れり尽くせりなんですが、
一つ難点は、ある程度結果が分かってしまうという点でしょうか。。。
残りの配信時間が表示されるので、それを見ると、
あと何分ぐらいで終わるのか?が想像ついてしまうんです。
5セットマッチなので3セット先制すれば勝ちなんですが、
30分で1セットとして、残り1時間。。。
あ、ストレートで勝つなとか、負けるなとか。
5セット目までもつれそうだなとか。
まあそこを見ないようにすればいいんですけどね。
しかも、ある特定の選手だけをずっと追いかける
「注目選手徹底マークチャンネル」という機能もあります。
こちらは別途費用がかかるんですけど、
専用のカメラで人気の選手をずっと追いかけているので
ファンの方はその選手だけをずっと見ていられるという、
20年前では想像もつかなかった世界です。
試合の流れは分かりづらいんですが、
時代と共に色々な楽しみ方が増えているのは間違い無いです。
通常のイベントや舞台のライブ配信もそうですが、
一般的には、複数台のカメラで撮影した映像を、一つのラインにまとめます。
これをスイッチングと言って、簡単に言いますと
カメラ5台であれば、5つの映像の中から、
最も適した映像を選んで、切り替えていくという仕組みです。
このスイッチングを担当する、スイッチャーが選択した映像のラインを
スイッチングアウトと呼びますが、
普段テレビの生放送やライブ配信は、このスイッチングアウトを
視聴していることになります。
「注目選手徹底マークチャンネル」のように、
ある特定にカメラの映像だけを見せたい場合、
例えば舞台全体の広い画(ルーズ)だけを見せたいのであれば、
そのカメラの映像ラインだけ配信することもできます。
以前行ったケースでは、大人数のアイドルグループのステージの配信で、
スイッチングアウトの他に、常に推しを見ていたいので
ステージ全体を写した映像を別に配信したことがあります。
誰かのアップをとっている間は他の方は見ることができないので、
常に舞台全体を見ていたいというニーズに応える措置です。
その場合は、舞台全体映像などと別の名前をつけて、
別のチャンネルとして配信することになります。
それとは別に、スイッチングアウトだけでいいのですが、
いくつかのプラットフォームで同時に配信したいというケースもあります。
先日依頼があったのが、中国にも多くのファンがいるクライアントで
基本はYouTubeで無料、でも中国ではYouTubeに制限があるのでTikTokでも同時に配信したい。
そして、後半は有料としてZAIKOに切り替えて配信したいというオファーを受けたことがありました。
理論上はできることは分かってはいたものの、
実際にやることになるとは!と1週間ほど胃がキリキリする日々を過ごしましたが
無事事故もなくミッションを終えることができました。
正直、生きた心地はしませんでしたが、
このように、時代と共に、さまざまなニーズが生まれ、
それに応える技術や仕組みが生まれる。
逆にそういったお客様のニーズやご要望がなければ
我々も進化しないし、アップグレードできないわけです。
そんなのできるわけ無い、無理に決まってる、難しい、現実的じゃない。
そう言ってしまうの簡単ですが、
どう断るか?ではなく、どうやったらできるのか?
わずかでも近づけないのか?可能性はないのか?
を考える企業でありたいと思っています。
みなさんテレビに慣れているので、ドラマでもバラエティー番組でも
スポーツ中継でも、色々な角度やサイズのカメラの映像があり、
アップや全体的な画角、横からだったり、上や下からの映像など
複数の映像を切り替えて見せることによって、
テンポ良く、飽きさせず、より状況が伝わりやすく、
演出家の狙いも表現できるようになります。
これはつまりは何をどう見せたいか、見てほしいか?ということを
ある程度コントロールできるということでもあります。
ここでこの役者の表情やセリフを際立てたい、
深く印象付けたいという狙いがあれば、
当然アップにすることで効果が出ます。
逆に景色やセット、人物の位置関係などを分かりやすくさせるには
広い画角の映像が効果的です。
例えば、舞台である役の方が登場する際、
どこから出てきて誰の近くに行ったのか?
を分かりやすくするには舞台全体の画角(ルーズ)を使うのが効果的です。
登場人物が10人くらいいて、それぞれが意味のある動きをしているので
誰か一人に絞れない。そんな場合もルーズが有効です。
このように、演出家や主催者の意図を汲んで、
映像的に見やすいように切り替えを行うのをスイッチングと言いますが、
これはある種特殊な技術で、特にライブ配信では失敗は許されませんし、
かといって毎回同じことをやっているわけでもなければ、
リハーサルで十分な時間が取れるわけでもない場合がほとんですから、
ほぼ初見で、瞬時にベストな映像を選択して切り替えていく
という作業になるわけです。
これは熟練した職人の技であり、テレビの生放送など
とにかく現場の経験を多数積んでいないとできない業務なのです。
迷ったり考えている時間はありません。
ステージ・アップ、株式会社クリエは
このテレビ業界で長年培ったノウハウを活かし、
テレビ放送のレベルを基準としつつも、
制作コストは大幅にダウンさせることをコンセプトに
さまざまなイベントに携わらせていただいております。
そして我々が大事にするのは、
こういう風にしたい、こんなカットで撮ってほしい、
こんなことは出来ないの?ここはこれを映したい!
などの意見や要望をたくさん頂戴し、
それを技術で実現していくことです。
バレーボールのネイションズリーグ。
男女ともに片時も目を離せないエキサイティングな展開で楽しませてくれましたが、
私はUーNEXTで見逃し配信(ディレイ配信)で観戦させていただきました。
リアルタイム(ライブ配信)と違って、30分とか1時間ほど遅れて
自分が好きな時間で視聴し始めるので、
セット間の休憩とか、テンポアップしたい所は飛ばしたり出来ます。
時間のない方にはとても便利な機能ですし、
逆にもう一度見直したい時なども簡単に戻れたりするので、至れり尽くせりなんですが、
一つ難点は、ある程度結果が分かってしまうという点でしょうか。。。
残りの配信時間が表示されるので、それを見ると、
あと何分ぐらいで終わるのか?が想像ついてしまうんです。
5セットマッチなので3セット先制すれば勝ちなんですが、
30分で1セットとして、残り1時間。。。
あ、ストレートで勝つなとか、負けるなとか。
5セット目までもつれそうだなとか。
まあそこを見ないようにすればいいんですけどね。
しかも、ある特定の選手だけをずっと追いかける
「注目選手徹底マークチャンネル」という機能もあります。
こちらは別途費用がかかるんですけど、
専用のカメラで人気の選手をずっと追いかけているので
ファンの方はその選手だけをずっと見ていられるという、
20年前では想像もつかなかった世界です。
試合の流れは分かりづらいんですが、
時代と共に色々な楽しみ方が増えているのは間違い無いです。
通常のイベントや舞台のライブ配信もそうですが、
一般的には、複数台のカメラで撮影した映像を、一つのラインにまとめます。
これをスイッチングと言って、簡単に言いますと
カメラ5台であれば、5つの映像の中から、
最も適した映像を選んで、切り替えていくという仕組みです。
このスイッチングを担当する、スイッチャーが選択した映像のラインを
スイッチングアウトと呼びますが、
普段テレビの生放送やライブ配信は、このスイッチングアウトを
視聴していることになります。
「注目選手徹底マークチャンネル」のように、
ある特定にカメラの映像だけを見せたい場合、
例えば舞台全体の広い画(ルーズ)だけを見せたいのであれば、
そのカメラの映像ラインだけ配信することもできます。
以前行ったケースでは、大人数のアイドルグループのステージの配信で、
スイッチングアウトの他に、常に推しを見ていたいので
ステージ全体を写した映像を別に配信したことがあります。
誰かのアップをとっている間は他の方は見ることができないので、
常に舞台全体を見ていたいというニーズに応える措置です。
その場合は、舞台全体映像などと別の名前をつけて、
別のチャンネルとして配信することになります。
それとは別に、スイッチングアウトだけでいいのですが、
いくつかのプラットフォームで同時に配信したいというケースもあります。
先日依頼があったのが、中国にも多くのファンがいるクライアントで
基本はYouTubeで無料、でも中国ではYouTubeに制限があるのでTikTokでも同時に配信したい。
そして、後半は有料としてZAIKOに切り替えて配信したいというオファーを受けたことがありました。
理論上はできることは分かってはいたものの、
実際にやることになるとは!と1週間ほど胃がキリキリする日々を過ごしましたが
無事事故もなくミッションを終えることができました。
正直、生きた心地はしませんでしたが、
このように、時代と共に、さまざまなニーズが生まれ、
それに応える技術や仕組みが生まれる。
逆にそういったお客様のニーズやご要望がなければ
我々も進化しないし、アップグレードできないわけです。
そんなのできるわけ無い、無理に決まってる、難しい、現実的じゃない。
そう言ってしまうの簡単ですが、
どう断るか?ではなく、どうやったらできるのか?
わずかでも近づけないのか?可能性はないのか?
を考える企業でありたいと思っています。
みなさんテレビに慣れているので、ドラマでもバラエティー番組でも
スポーツ中継でも、色々な角度やサイズのカメラの映像があり、
アップや全体的な画角、横からだったり、上や下からの映像など
複数の映像を切り替えて見せることによって、
テンポ良く、飽きさせず、より状況が伝わりやすく、
演出家の狙いも表現できるようになります。
これはつまりは何をどう見せたいか、見てほしいか?ということを
ある程度コントロールできるということでもあります。
ここでこの役者の表情やセリフを際立てたい、
深く印象付けたいという狙いがあれば、
当然アップにすることで効果が出ます。
逆に景色やセット、人物の位置関係などを分かりやすくさせるには
広い画角の映像が効果的です。
例えば、舞台である役の方が登場する際、
どこから出てきて誰の近くに行ったのか?
を分かりやすくするには舞台全体の画角(ルーズ)を使うのが効果的です。
登場人物が10人くらいいて、それぞれが意味のある動きをしているので
誰か一人に絞れない。そんな場合もルーズが有効です。
このように、演出家や主催者の意図を汲んで、
映像的に見やすいように切り替えを行うのをスイッチングと言いますが、
これはある種特殊な技術で、特にライブ配信では失敗は許されませんし、
かといって毎回同じことをやっているわけでもなければ、
リハーサルで十分な時間が取れるわけでもない場合がほとんですから、
ほぼ初見で、瞬時にベストな映像を選択して切り替えていく
という作業になるわけです。
これは熟練した職人の技であり、テレビの生放送など
とにかく現場の経験を多数積んでいないとできない業務なのです。
迷ったり考えている時間はありません。
ステージ・アップ、株式会社クリエは
このテレビ業界で長年培ったノウハウを活かし、
テレビ放送のレベルを基準としつつも、
制作コストは大幅にダウンさせることをコンセプトに
さまざまなイベントに携わらせていただいております。
そして我々が大事にするのは、
こういう風にしたい、こんなカットで撮ってほしい、
こんなことは出来ないの?ここはこれを映したい!
などの意見や要望をたくさん頂戴し、
それを技術で実現していくことです。