カメラ複数台でテレビ番組風に!「ATEM Mini」がオススメ。

「カメラを何台も切り替えて、テレビ番組やライブ映像みたいな本格的な配信をしてみたい!」


そんな映像制作や配信への憧れを抱いたとき、最初にぶつかるのが「機材は何を選べばいいの?」という壁ですよね。カメラ、マイク、パソコン……揃えるものはたくさんありますが、複数台のカメラをコントロールする中心となるのが「ビデオスイッチャー」という機材です。

数あるスイッチャーの中で、私がオススメするのはBlackmagic Design(ブラックマジックデザイン)社の「ATEM Mini」シリーズです。

HDMIを挿すだけ!専門知識がなくてもすぐ使えるハードルの低さ


基本は「カメラから伸びるHDMIケーブルを、ATEM Miniの背面に挿すだけ」。

プロ用の映像機材と聞くと、「設定が難しそう」「専門用語を覚えないといけないのでは?」と身構えてしまうかもしれません。しかし、ATEM Miniの操作は驚くほどシンプルです。

本体表面には、1から4までの大きな数字ボタンが配置されています。これをポチポチと押すだけで、1番のカメラ、2番のカメラへと、まるでテレビの生放送のように一瞬で画面が切り替わります。
パソコン側に複雑な配信ソフト(OBS Studioなど)を立ち上げてゴチャゴチャと設定しなくても、手元のボタン一つで直感的にコントロールできるのが、初心者にとって安心です。

中古市場でコスパが爆発!2〜3万円でプロクオリティ


ATEM Miniをおすすめする最大の理由、それは「中古市場(メルカリやヤフオク、中古カメラ店など)での価格破壊」にあります。

一時期の配信ブームが一段落したこともあり、現在は状態の良い中古品がかなり手頃な価格で流通しているそうです。元々はプロも現場でサブ機として使うほどのクオリティを持つ機材が、今や数万円で手に入ってしまうのは大きなメリットです。

・ATEM Mini(無印)約2万円前後
とにかく予算を抑えたい、まずは触ってみたい
・ATEM Mini Pro
約3万円前後本格的に配信を始めたい、失敗したくない人

予算が許すのであれば、最初から「ATEM Mini Pro」
ATEM Mini Proにはマルチビュー機能があって、
1台のモニターに「カメラ1の映像」「カメラ2の映像」「現在配信中の映像」「次に切り替える映像」を同時に分割表示できる機能です。
これがない無印版だと「今、カメラ2に何が映っているか」を確認せずにぶっつけ本番で画面を切り替える必要があるため、一人で配信を回すワンオペ現場ではリスクが高いです。

購入前に知っておくべき最大の欠点


ATEM Miniは一見すると完璧な機材に思えますが、実は特定の使い方において致命的とも言える欠点があります。
それが、「HDMIアウトが『パススルー』ではない」という点です。

ATEM MiniのHDMI出力(モニターに映し出す映像)は、内部で映像を処理(画面の合成やカラー補正など)してから出力されるため、「ほんのわずかなラグ(遅延)」が発生してしまいます。

そのため、コンマ1秒の反応、フレーム単位の正確性を求められるゲーム配信ではATEM Miniは向いていません。

FPS / TPS(Apex Legends, Splatoonなど)
格闘ゲーム(ストリートファイター, スマブラなど)
リズムゲーム(音ゲー)

ATEM Miniを使った配信で「次に必要になるもの」


ATEM Miniを手に入れれば、テレビ番組風配信のスタートラインに立てます。ただ、実際に運用していく中で、少しずつ以下の周辺機器も必要になってくるケースが多いです。

カメラ(HDMI出力ができるもの)
ミラーレス一眼やハンディカムなど、HDMIから「クリーン出力(画面のメニュー表示を消した映像)」ができるカメラが必要です。

マイク・オーディオ関係
ATEM Miniには3.5mmのマイク入力が2系統あります。ピンマイクや卓上マイクをここに接続することで、映像と音声をATEM Miniの中で1つにまとめてパソコンに送ることができます。カメラの音声もHDMI経由で入力されています。

大画面モニター
前述の「マルチビュー」を確認するために、20〜24インチ程度の安価なPCモニターが1台あると、現場のオペレーションが非常に楽になります。

何から準備を始めて良いかわからない方へ


そんなときは、一人で悩まずにぜひお気軽にご相談ください!

舞台、音楽ライブ、ビジネスセミナー、オンライン対談など、あなたが作りたい番組の形に合わせて、必要な機材の選定から当日のオペレーションまで、分かりやすくサポートいたします。まずは「こんな配信がしてみたい」というざっくりとしたイメージを伝えるだけでも大丈夫です。